あほ新婚旅行記
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まえがき

5/17・前日

5/18・伊丹

5/18・成田

5/18・到着

5/18・パペーテ

5/18・ヴァイマ

5/18・ベルベデール

5/19・ボラボラへ

5/19・ボラボラ到着

5/19・室内

5/20・午前

5/20・ラグナリウム

5/20・テマヌアタ

5/20・ダンス

5/20・サメ(現ページ)

5/21・無人島

5/21・バンブーハウス

5/22・4WDサファリ

5/22・ヴァイタペ

5/22・ディナー

5/23・さよならボラボラ

5/23・さよならタヒチ

あとがき







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ご感想お待ち申し上げます。








「サメ&エイ&イヌ」
教訓「コミュニケーションは言葉」


AM8:45集合なので、早めに朝食を済ませて、準備にかかる。ごくボラの口コミ情報で
必要なものは取り揃えていた。もちろん軍手もあった。
前日のバウチャー事件で懲りていた私達は昨日言われた
「参加証をアクティビティカウンターでもらっておく。」というのを忘れなかった。
朝食の後マサトさんにもらっておいた。っていうのも、
この餌づけはツアーに組み込まれていたので、新たに料金を払う必要が無かったし、
ホテルが主催しているから、参加証が要るわけだ。なるほど。

集合場所は水上バンガロー#1と#43の間の桟橋。
案内の用紙に
<持ち物>*水着(着用)、ビーチタオル、ビーチサンダル、日焼け止め、
ミネラルウォーター、Tシャツ・ショートパンツ等の水に濡れてもよい軽装で
おこしください。
* 水中マスクとシュノーケルは船にご用意してありますので
  お持ちいただく必要はございません。
* サンゴ、ウニ等でお怪我などなさらぬようにご注意下さい。
  何かございましたら、アクティビィティデスクにおいで下さい。薬がございます。
* 過度の日焼けに十分ご注意下さい。
と、書いてあったけど、私達はスノーケルセットを持参していたのでそれを持っていった。
特に旦那は目が悪いので、度付きのマスクを作って持っていった。
スノーケルセットが船にあるとかいてあったけど、ビーチタオルも船にある。必要ない。
集合場所はアウトリガーカヌーがとまっているのですぐわかる。看板もある。

ベンチに座って待つ。O夫妻の姿も見えた。
(ひ)「チケット貰って来てるかなあ。あの2人。」
(夫)「奥さんに、チケットのこと聞いたんやろ?もらってるやろ。」
どんどん、人が集まってきて、集合時間になった。チケットが回収される。
と、同時にO旦那ダッシュ…。
「あ、やっぱり…。」
船に乗りこむ途中に、かおりさんに
「忘れてたん?昨日かおりさんから聞いたから、うちらは忘れへんかってん。」
「自分で言ってて忘れちゃって…。恥ずかしいわ。昨日までは覚えてたんだけど。」
完璧な人間でも忘れることってあるんだなと思いながら、船に座った。
O旦那がチケットをもってきて、真っ黒に日焼けしたおっさんに渡して全員集合。
出発!船は2隻。日本人グループと、西洋人グループに分けられている。
20人乗りの船なので、ガイド家族なのか、おっさんとおばちゃん、
子供が2人乗っている。後は日本人カップルが8組。満載である。
この船はやっぱり気分爽快になる。1人で乗ってたらきっと歌でも歌ってる。
後ろを振り向くと、私達のモアナビーチが見える。

船が進むと、マティラ岬の先端に差し掛かる。
シェ・ティナ&ロベールというペンションが見える。(多分そうだと思う。)
ここから見える風景はすばらしいんだろうなと思う。
フランス語がペラペラだったらぜひ泊まりたい。大阪弁はペラペラやけど意味がない。
1泊3000CFP〜だそうで、6室ある。民宿ってのは安さがいいやね。
キッチン付きの部屋もあるそうなのでフランス語に自信ありの人はぜひ泊まってみては?

船がスピードを上げて、どんどん沖へ進む。途中でオテマヌ山が見えたりして、
(このオテマヌはとっても奇麗!みなきゃソン!)とても気持ちがよかった。
場所はちょっと記憶に無いけど、船が止まって、ガイドがザブン!と海に入った。
ロープを固定しているみたい。
船の側面にはしごをつけて、海に入るよう勧める。
一人の女の子が落ちていた。私も気をつけなくては。
この日はなんだか、お日様が出ている。曇りでもそこそこ焼けるので、
私はTシャツを着たまま海に入ることにした。もちろん軍手もしている。
見るからに怪しい。軍手をしていたのは私達だけだった。
あまりにもの重装備なので、ガイドが、私が泳げないのかと思ったのか、
手を引いてロープのところまでつれて行ってくれた。
英語が話せたら、「私はめちゃくちゃスノーケルが大好きで、
得意だから手を引かなくても大丈夫よ!」と笑顔で説明しただろうに、
イエス、イエスを連呼している夫婦には無理な話だった。

ガイドが餌(魚の切り身)をばら撒くと、黄色い熱帯魚が
どんどん集まってきた。しましまの熱帯魚もたくさん集まる。
はて?サメはどこに?1匹目が現れるまでけっこう時間がかかったように思う。
熱帯魚は手を伸ばせば触れそうなくらい近くまで、わんさか集まっていたけど、
サメって?あ、いた。あんまり大きくない。
(もっとも、大きかったら危険だけど。)もっと大きいと思っていたけど、
こんなもんか。数も少ない。最高で4匹だったと思う。
1匹だけ、ガイドから直接餌をもらっていたけど、いまいち迫力に欠ける。
毎日餌づけしてるから、あまり腹減ってないんじゃないかなとさえ思う。
ロープに捕まりながら、軍手が役立っていると思った。
けっこう、水でふやけた手に、固いロープの感触はよろしくない。
柔肌なお手々をお持ちのお嬢さんは、軍手ではかわいらしさに欠けるので、
ダイビングショップで売ってるスノーケルグローブをお勧めしたい。
スノーケルシューズとかとおそろいで色を合わせられるので
違和感がぐんと少なくなる。
私達はケチってしまったので違和感が生まれてしまった。
引越しのときに使った軍手を持っていったからだ。
それも、すべり止めの黄色いブツブツのある親父タイプ。かなりカッコ悪い。
新婚旅行に来ているとは思えないいでたちである。
一通り見終わると、ガイドがまた、私の手を握り、沖のほうを指差す。
スノーケリングで進むのがこれか。指でOKと合図し手をつないだまま進む。
途中でさっき船から落ちてたかなづちの女の子をもう片方で手つなぎし、
3人並んで進んで行った。
わたしはスノーケルを楽しんでいる振りをしながら、
このガイドの手をどうやって離そうか考えていた。
そのうち、足をつけられる珊瑚までやってきて、ここに立ってと合図される。
私はやっと開放された。
ガイドが他の人に説明をしている間に、海に逃げた。
ジャボジャボと泳ぎながら、のんびり観察した。
ウニ・ウニ・ウニ…。これがうわさのウニか。
岩場の隙間という隙間に何百何千とウニが入っている。
食べてもいいと言われたら、カマをもって取るだろう。これだけあったら…。
おっと、よだれが…。
カリブのほうもウニが多いらしい。
あそこは法律でウニを取ったり食べたりしたら罰せられるので、
(禁固刑らしい。)ボラボラでは聞いたこと無いけど、食べないのかな。
食べられるのなら、ウニ産業を考えてしまうのは私だけだろうか。
ウニを加工して瓶入りにして日本に輸出する。
島内で消費しないのならお土産としてでもいい。
<タヒチ名物ウニの瓶詰め>「ラグーンの香りがたまらない」とか書いて、
ああ、私って関西人。

億万長者の元になるウニを横目に見ながら、
期待していた熱帯魚の少なさにがっくりし、船まで帰った。
今日はたまたま少なかったのだろうか。こっそり餌もってくりゃよかった。
船はモツ近くの浅瀬まで進み、停止、船を降りる準備をしていると、
座布団みたいな物体が集まっているのが見えた。エイだ!
船を降りると、うじゃうじゃいる。サメと違って愛嬌があってかわいい。
触ってみると、口コミ情報で読んだ通りの、
「座布団くらいの大きさの固いこんにゃく」の感触がした。
つぶつぶ感もあると付け加えておこう。餌が欲しくて、ガイドをよじ登ったり、
ガイドと間違えて私に突っ込んで来たり、かわいいったらありゃしない。
私も捕まえてみようと思って、海底まで潜ってみる。
ちょっとの差で逃げられる。水中じゃ、かなわないや。
エイとの楽しい時間も過ぎ、船に乗りこみ、モツへ向かう。

モツから見る景色はとても美しい。海の青さのグラデーションと
モツと、山との緑の重なり、空の青と雲の白さ。太陽のまぶしさ。
「ああ、南国にいるんだな。」
しかし、困ったことに、天気がよすぎると、
安いカメラでは光が反射してしまってこの色が写らないのよねぇ。
白っぽい写真だけが残っている。でも頭の中にはしっかり残っているので、
今度行った時にはデジカメを持参してやるぅ〜。
(ただし、いつ行くかも未決定。デジカメも買ってない。)
でも、そこそこ高いカメラでも人には見えない光を拾ってしまうらしいねえ。
そこを調節して写真を奇麗に撮るのがプロの方達<なんだねえ。

私たちがうろうろ徘徊している間に、ガイドさん達が
ココナツを割って中の白いところをナイフで削りはじめた。
ザクッザクッと心地よい音がする。そのココナツをテーブルの上に
切って並べたパイナップルにのせていく。
西洋人のおじさんがそのパイナップルを取ろうとしたら、
ガイドのおっさんが「まだまだ。」と注意した。
全部のせたら食べてもいいらしい。
ココナツをのせ終って、それをもらって食べてみる。
ココナツはあまり好きではなかったけど、これはおいしかった。甘い。
ココナツによるのかなあ。パイナップルうま〜い!余ってるようだったので
もう1つもらって食べた。(本当に余っていたのかは確かではない。ごめんね。)うひょ。

もぐもぐ食べてると、ガイドさんがウクレレを弾きながら歌ってくれた。
「マイボ〜ニイズオーバージーオーシャン♪」あ、これは聞いたことあるぞ。
中学校の授業で習った。歌を聞きながら海を見てると泳いでいる人たちがいた。
「うちらも泳げへん?」「もおいい。」
旦那は波間に長時間揺られると気分が悪くなるらしい。波酔いする。かわいそうなやつ。
旦那を捨て、私は海へ入っていった。でも1人じゃつまらない。だって、みんなカップルやから、
さみしい。あまりにもみんなラブラブなので、すぐに上がってきてしまった。
上がってくる途中で、浜の隅に1匹の犬を見つけた。
呼ぶと来たので、「よ〜しよし。」となでなでした。
私と犬の戯れを見て、すぐに、犬好きカップルが寄って来た。
西洋人カップルも1組来た。犬好きカップルのお姉ちゃんは片言のフランス語を話せるのか、
西洋人カップルと何やら会話している。
入っていけない私はすごすごと旦那の元へ帰っていった。
コミュニケーションはやっぱり言葉が一番か…。
大阪弁は話せるんやでぇ…。

そんなこんなで帰る時間になった。船に乗りこみ、来た方向と逆の方向へ
向かう。途中でホテルの紹介をしながらボラボラ島を1周して帰る。
ガイドのおっちゃんがウクレレを出して歌を歌い出した。
私はガイドのおっちゃんのすぐそばに座っていたので、
だんだん陽気になり、首を振ってリズムをとっていた。
おっちゃんが「姉ちゃん、ここに座り。」と、指を差すので、
船の縁のおっちゃんの隣に座った。油断すると落ちそうだ。
落ちると、「あ〜れ〜!」と流されてしまうだろう。
しっかりと右手を船につかまらせ、モアナまで帰った。
他のみんなより頭2つ分上に座っていたのでなおさら爽快だった。
目の前はパノラマ360度!いい思い出。
船着場に戻ってきて、降りるときにガイドさんと握手をした。「マルル〜ゥ。」
部屋に戻ってバルコニーに出ると
ガイドさん家族がアウトリガーカヌーに乗って帰るところだった。
こっちを向いてなかったのでそのまま見送った。
船はマティラ岬を右に曲がって行った。





後日談(2001/5/5追記)
サメの餌付けは楽しかったです。でも1回行ったらいいかな。
エイは何度でも愉しみたいって感じなくらい楽しいです。
もぉ、感触がたまりませんねぇ。(おっさんか…。)
帰ってきてから何回か水族館へ行って、タッチプールなんぞで
エイを触ってみたのだけど、うう〜ん思い出します。
もっとでっかいエイを触りたくなるのです。
モツの景色も素晴らしかった。モツの個人的なピクニックツアーも
あったりするので、次行くことがあるのなら、そっちを選びます。
1日中いてもかなり感動しますよ。それがプライベートなら…うしし。極楽。
海外旅行を初めてしてみて、やっぱり語学って必要だなぁって感じましたね。
何もペラペラじゃなくていいんですけど、ちょっとした気持ちを伝えるには
やっぱりその土地の言葉が必要です。片言でもね。
もし、宝くじでも当って、旦那さんの休みが取れてタヒチへ、はたまた
違う国へ行くことがあったら、少しは勉強しなくちゃねって本当に思いました。
マジで通訳でも雇いたいよって感じ。(笑)



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