あほ新婚旅行記
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まえがき

5/17・前日

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5/18・ヴァイマ

5/18・ベルベデール

5/19・ボラボラへ

5/19・ボラボラ到着

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5/20・午前

5/20・ラグナリウム

5/20・テマヌアタ

5/20・ダンス

5/20・サメ

5/21・無人島(現ページ)

5/21・バンブーハウス

5/22・4WDサファリ

5/22・ヴァイタペ

5/22・ディナー

5/23・さよならボラボラ

5/23・さよならタヒチ

あとがき







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ご感想お待ち申し上げます。








天気がよくない無人島
教訓「食料はたくさん持参しよう」


PM2:00の約束で、前日に無人島タクシーを手配していた。

料金は往復で1人・1700CFP。何よりも安いのでお得だった。
餌づけツアーから帰ってきて、近所のスーパーにお弁当のつもりでサンドイッチとか
スナックを買いに行った。ホテルのロビーを出ると、前の広場でパレオを売っていた。
もっと欲しかった私はボラボラタイプのを1枚と額に入れたら映えそうなタイプを1枚買った。
お金を払った時に売り子のおばちゃんに「1つどうぞ。」と指輪をもらった。
貝殻で作った指輪だった。
思いがけないプレゼントがとてもうれしかった。
「マルル〜。」というと、「アリガト。」と笑顔で答えてくれた。

スーパーのパンで特にお勧めしたいのが、フランスパンのサンドイッチ。
これがたまらん。どうぞ、おためしあれ。
約束の時間に水上コテージの最先端にある船着場の階段に座って待っていた。
ここからの海の色はとてもきれい。最先端のコテージがうらやましい。
しばらくすると、船が来た。
旦那が立とうとするが、私が船に書いてある字を読むと、
「パラセイリング」って書いてある。これは違う。
案の定、ガイドが、「パラセイリング?」と聞いてきたので、
「ノー。ノー。」と手を横に振った。船はそのまま行ってしまった。
2時を10分過ぎた。
「ほんまにここでええんか?」旦那が私を疑う。
「ここ意外にどこがあるねん。」強気な私。
ふと、遠くにボートが走っているのが見えた。「あれとちゃうん。」「そやな。」
ボートはどんどん近づいてきて、船着場にとまった。
船には「モツ・タクシー」と書いてある。そのままやん。
チケットを手渡し、船に乗りこむ。マグロでも釣りに行きそうな船。
でも、それにしては運転席がちゃっちい。
よく、バーとかにある足が届かない(私だけか。)丸イスに座って操縦する。
操縦する兄ちゃんの腕にはタトゥが入っている。
タトゥはおっさんは背中に巨大な柄が多く、兄ちゃんになると、
腕1周とか二の腕にワンポイントとかが多い。タトゥにも流行があるのかな。

船が動き出すと、中の椅子には座ってられない。外に出て、風を受ける。
船が走った後が白い尾を引く。その白さと海の色がなんとも言えない。
タクシーに乗ってよかった。10分もすると、モツに到着した。
無人島と言いながらも、けっこうお客さんが来ている。
でも、日本人は私たちだけみたい。
やっと外国らしさが出た感じ。
運転手の兄ちゃんが「ユーキャンスピークイングリッシュ?」と聞いた。
私はきっと旦那が、また「イエス。」と答えるに違いないと思っていたけど、
さすがに不安を感じたのか、「ノー。リトル。」と言ってた。
直訳で「いいえ、少し。」「おいおい…。」 兄ちゃんが「ノー?オー。」(困っている表現をする。)
でも、何時に迎えに来たらいいかとか、またここで待っていてとか、
分かるので、それを旦那に伝える。旦那が「フォーオクロック。」と答え、
「イエス、イエス。」と完了。自分で話したほうが早そうだけど、
私は英語赤点コースなので大きく前に出れない。

あらゆる人種がここにはいた。胸がツン!腰がキュッ!お尻ツン!の
ナイスバディの黒人系のお姉ちゃんが華やかだった。うらやましい。
そのお姉ちゃんを見た旦那が一言。
「あ、Tバック。」「おいおい。」
船着場近くで腰を下ろそうとする旦那を、あっちの岩場近くまで行こうと歩かせ、
腰に巻いていたパレオをしいて座った。そばにいた白人カップルがパレオを
しいていたので「な〜るほど。」と思った私はやってみたのだ。
今晩着るパレオは昼間に買ってあるので汚れてもかまわない。
非常にお腹のすいていた私達はさっそく食べ始める。
私は普通のサンドイッチとクロワッサン、
旦那はバゲットのサンドイッチのでっかいの。旦那のを一口もらうと
「う〜ん、トレビア〜ンパート2!」めちゃおいしい。
こっちにすればよかった。

さて、私は泳ぎに行く準備に取りかかった。旦那は行かないと言う。
私はチャポチャポと海に入るとどんどん進む。
ある程度進んで、左を向くと、船が接近していた。スノーケルを
くわえながら「でえぇぇ〜〜!!」と叫んだつもりでいると、
目の前を船が通過して行った。
ビデオには船に気が付いてない私と、私を邪魔そうに見る船のオヤジが映っていた。

船を見送った私は一安心して、その辺を泳いでみた。
あら、結構魚いるねー。岸に戻り、昨日スーパーで買ったフランスパンをちぎって、
また海に向かう。すると、魚はわかるのか、パンを海につける前から
私を取り囲んでいる。うーん、今でこの状態。パンをやると私まで食われそう。
食われなかったけど、圧倒的な数の魚にびっくりした。
でも、バンガロー下のボラと違い、小型のかわいらしい魚なので、
恐怖は無かった。ボラは恐怖感がある。でかいから。
私がずいぶん楽しんでいるように見えたのだろう。
旦那がパンをたっぷり持って乱入してきた。
漂いながら魚にパンをやる2人。
先にパンが無くなった私が顔を上げると、出発点からかなり流されているのに気が付いた。
旦那の背中をつつき、顔を上げた旦那に、
「なあ、もうこんなに流れてきてるで。タクシー降りたとこまで戻りそうや。」
「ほんまや。戻ろ。」
戻るのはつらかった。まるで川で泳いでいるみたい。
あんな浅瀬でなんでこんなに流れるのか不思議。
流しそうめんできそうな勢い。ここではほとんど私は海に浸かっている状態だった。
旦那が休憩しに戻ったときも、一人で遊んでいた。
岩場によじ登って立ってみたり、一番端まで行って、流れてみたり。
私は海が大好き。浮いてるだけでいい。透明度が高いから、
スノーケルして浮いてるだけでも楽しい。
旦那にはこれがわからないらしい。

約束の時間が近づいてきたので海から上がって帰る準備をする。
旦那が、2人で写真を撮ろう。というので、
そばにいた中国系カップルにシャッターを頼む、「シャッタープリーズ」
撮ってもらって、「サンキュー。」
私は彼女がカメラを持っているのに気が付いて、旦那に、
撮ってやりなよと促がす。撮りましょうかというジェスチャーで聞くと、
彼女が、日本語で「大丈夫です。ありがとう。」と言った。うっ…。
中国人の旦那と、日本人の奥さんだった。
だって、ずっと完璧な英語で会話してたんだもん。わかんなかったもん…。

私達は約束の場所へ歩き出した。砂と珊瑚で歩きにくい。
途中の木陰にトップレスの白人がいた。
最初に気づいたのは旦那で、
「サングラスしてるから見てもいい?」「あかん。」
ほんまにー、何ゆーてんねん。でも、冗談なのはわかってた。
見覚えのある船が停泊している。
あ、もう来てるよ。急いで船に行く。
船に乗りこむと、白人カップルが1組乗ってきた。
巨大なクーラーを持参していた。何が入ってたのだろう。
船はまた美しいラグーンの上を爽快に走る。

行きは独占していたけど、白人の奥さんがデペ〜っと大きく場所を取っていたので、
外に出れなかった。
私達はモアナで降りて、彼女達は違うホテルへ帰っていった。
「あ〜、今日はよく泳いだぁ〜。」
明日はジープサファリとヴァイタペまで買い物に行くから、泳げないな。
じゃあ今日が最後か。そんな予感が頭をよぎっていた。






後日談(2001/5/5追記)
無人島は変にガイドとかいなくて、ホントにリラックスできていいです。
これで天気がよかったらマジで最高だったんだけど、どんよりしてました。
もっと食べ物を持っていったらよかったかなぁと思いつつ、私は
無人島にいた時間のほとんどを水中で過ごしましたので、その辺はどうだか…。

日本人がいないってのも、やっと外国に来たのねって感じで新鮮でした。
ここにいた魚達は熱帯魚!って感じじゃなかったけど、
ちっちゃくてかわいい川魚っぽいタイプで、人懐っこくてよかったですよ。
他のタイプの無人島ツアーもあるのかなぁって今は思いますけどね。
もっと大人になったら、ワインとか持ちこんで
優雅なひとときでも過ごしたいってのもありますね〜。大人になれるかな?



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