あほ新婚旅行記
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まえがき

5/17・前日

5/18・伊丹

5/18・成田(現ページ)

5/18・到着

5/18・パペーテ

5/18・ヴァイマ

5/18・ベルベデール

5/19・ボラボラへ

5/19・ボラボラ到着

5/19・室内

5/20・午前

5/20・ラグナリウム

5/20・テマヌアタ

5/20・ダンス

5/20・サメ

5/21・無人島

5/21・バンブーハウス

5/22・4WDサファリ

5/22・ヴァイタペ

5/22・ディナー

5/23・さよならボラボラ

5/23・さよならタヒチ

あとがき







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ご感想お待ち申し上げます。








成田からの旅立ち〜エア・タヒチ・ヌイ
教訓「緊張して眠れないならアルコールを少し飲みましょう。」


成田には、AM9時10分に到着した。予定ぴったし。さて、いよいよ国際線だね。
成田空港は初めてなのできょろきょろしながら集合場所のある、北ウィング4Fへ急ぐ。
なぜ急ぐのかというと、到着が9時10分、出発が11時。
日程表には出発時刻の2時間前までにはご集合くださいとある。ぎりぎりやん。
でも、広い成田空港。わけがわかんない。だって、私、方向音痴だもん。
伊丹空港で見かけたタヒチ行きのカップルに必死で付いて行く。何か、ずるい。ま、いっか。

初めて使うパスポート、何から何まで未知の世界。ドキドキしているのは私ぐらいだろう。
みんな涼しい顔をしてゲートをくぐる。そんなドキドキをよそに、出国審査は数秒で終わった。
「え、これだけ?」流れ作業のように搭乗手続きのゲートに到着した。
搭乗ゲートの横の窓からは憧れの「エア・タヒチ・ヌイ」のブルーの機体が見える。
あれに乗り込んで11時間後、降り立つ先はタヒチ。2人で100万円の入場口。
気が引き締まるけど、こんなに長い飛行時間。想像がつかない。
沖縄県宮古島に行くときだって関空から約3時間。それ以上は乗ったことが無い。
機内食は口に合うかな。乾燥で顔がバキバキにならないかなとか、いろんな想像が頭を巡る。

さあ、もうすぐ搭乗だ。みんな並び始めた。私たちも並ぼう、あ、その前にトイレ。
トイレから帰ってくると長蛇の列。こんなにたくさんの人がタヒチに行くんだ。
ボラボラへはこのうちのどのくらいの人が行くんだろう。みんな同じ気持ちなのかな。
ゲートに搭乗券を入れる、半券をもらう。一歩一歩進む。入り口が見えた…。



どきどきしながら通路を渡り、憧れの機体に乗り込む。
「ボンジュール」シチュワーデスさんの声が聞こえた。ああ、もう外国なんだなあ。
すぐにタヒチのシンボル、ティアレ・タヒチが一輪手渡された。
小さな白い花からはとてもいい香りがした。写真だけでは伝わらない香り。初めての香り。
感動している私に向けて、旦那のそっけない質問、「これ、どうするん?」ええねんって!

機内は機体と同じブルーで統一されている。座席にはケットとふわふわの枕が用意されていた。
2・4・2の並びなので以前のエア・フランスのようにカップルがばらばらに座る可能性が
低くなった。私たちは中央の左だった。窓際が少しうらやましかった。
クルーは、9人。ビジネスクラスを含む。エコノミーの日本人クルーは2人。
エコノミーとビジネス各1名。後の7名は、フランス系ポリネシア人。
キャビン前方の2箇所の壁にはゴーギャンの絵が飾られており、あとで、裏に回転して、
映画や飛行距離などを示すスクリーンになる。

機内食は2回プラス軽食。
1回目の夕食は酢豚orスズキの和風ソース。スズキを選んだ。味は少し濃い目のしょうゆ味。
これで、しばらくしょうゆともお別れだなあと思いながら食事は進む。
デザートのココナッツタルトはおいしかった。パンもおいしかった。

行きの飛行中は、期待が胸に渦巻いてなかなか睡眠できなかった。
スクリーンに写る現在地が近づく度、あと何時間、と時計を見てばかりだった。
過去最大の飛行時間体験。
この10時間以上にも及ぶフライトをいかにつぶせるか難問だった。
今から思えば、少しアルコールでももらっとけばよかったなと思う。
日本から持ってきた本を読みながら、眠くなるのを待っていた。
本を半分ほど読み終わると眠気がさしてきた。

3時間ほど寝ただろうか。隣の旦那がごそごそしている。何かと見てみると、
軽食に配られたおにぎりを食べていた。別に食べたいとは思わなかったけど、
一応、中身を聞いた。中身はしゃけだった。(笑)

到着の2時間ほど前に朝食が配られた。卵かパンケーキだった。パンケーキを選ぶと、
固いワッフル?のようなケーキが入っていた。このケーキをたとえるなら、
「固いうす揚げのメープルシロップがけ」と言える。でも、パンもついていた。
朝はコーヒー派なので、ドリンクはホットコーヒーを選んだ。でも、とても濃く、
苦かったのでタヒチでは紅茶ばっかり飲んでいた。

機内で配られた入国カードに記入する。旦那に、「職業のところなんだけど、
主婦って英語でなんて言うの?」と聞く。旦那は「ハウスメイドじゃないかぁ?開けとけ。
聞かれたら俺がマイワイフと言ってやる。」と言った。真相はどうなんだろう?

ゴトン。車輪が出てきた音がする。機体が着陸体制に入った。いよいよタヒチ。
今は夜中で窓の外も真っ暗だけど、この下にはあこがれのタヒチが「カモ〜ン。」と
手招きしている。(ような錯覚もあったような気がする。)
飛行機は無事に滑走路に滑り込んでいった。足がむくんでいるのか靴がきつい。





後日談(2000/10/25追記)
いいかげん関空には慣れてきたけど、成田や羽田はさっぱりわからん。
海外デビューなひろりんだったけど、あんなにスムーズなもんなのね。
旦那は7年ほど前に韓国旅行しているので涼しい顔をしていたけど、
たぶん緊張していたんではなかろうか。
機内は満席で、こんなにたくさんの人がタヒチにいったら大変だなぁと
マジに思ってた。でも、全ての人がボラボラへ行くわけもないし、
週に1便なので混雑しているように見えるだけだと思う。
現在は関空からも水曜日に出ているのでちょっとはマシなのだろうか。
ただ、最近タヒチブームなのか、なかなかホテルの予約が取れないみたいだ。
私たちはブーム前だったので、3ヶ月前でも予約できたけど、今は半年前でも
人気のあるホテルはキャンセル待ちとかあるらしい。
旦那の休日が決まるのが3ヶ月前なので、もはや予約さえも出来ない私たち…。

機内食に関しては、まずいうまいの二通りの意見があるみたいですが、
私たちは(特に旦那。)まずいの基準が低いので(あまり文句言わないので)
そんなにまずいとは思いませんでした。っていうか、機内食も初めてだったので、
何が基準なのかわからなかったという説もあります。
旅慣れてる数人の友人の中には「エアーフランスの時に比べて味が落ちた。」と
おっしゃる方もいらっしゃるので、エアーフランスは美味しいのでしょう。



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